文句ではなくお知らせして

2016.11.26

施設に入っていると、時々？と思うことがありますよね。今回のように「待って」「順番」と言っておきながら施設の職員も忙しさに流されてしまいがちです。更に（文句）だと、言い方や受け取り方で「うるさい家族」とレッテルを貼られてしまうかもしれないので、「忙しいいところすみません」を最初にいれてから、「この前～なことがあって大変ですよねー。でもお知らせしておきます」などと伝えて見てください。また、１０分とか待っても来なかったら、ご家族の方が「お願い」すればやってくれると思います。同じ介護職員として悲しいですが、決して人員不足だけではない、＜ケアのグレーゾーン＞があるんです。つまり一つ間違えば虐待にあたるケアです。例えば水分介助や食事介助で「口あけて！はい。あーん」などの赤ちゃん言葉もそうですし、今回のように「ちょっと待って」が飛び交っている現状は職員の間では当たり前になってしまっています。私たち介護職員は、入居者様・ご利用者様より年下であることを誰もが忘れずケアに当たりたいですね。また、気付いていくことが必要だと思いますので、家族から見た介護の目も重要なんです。本当に「言っているな～」と考えたり、気付いていれば少しづつ減っていくと思っています。「自分の親をこの施設に入れたいですか？」「自分が入りたい施設ですか？」これはどこの施設でも問われる言葉ではないでしょうか？その答えが「ノー」ならば変えていくことは、施設の上の人だけでなくケアスタッフ一人一人だと思います。私もついつい口に出しては「ごめんなさい」と謝っていますが（泣）
こんなことを聞いたことがあります。「どんなに丁寧に言い換えたところで内容は一緒。虐待の一歩手前だ」と。
ハード面ばかりが先行している現在で私もそうですが、ソフト面でのケアのあり方や心に寄り添う介護が出来ない現実もあることを肌で感じています。それでも外部の方のご意見は絶対必要だと私は思います。