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首都圏でインフルエンザ患者増、3都県で再流行 - B型による学級閉鎖の報告も(医療介護CBニュース)

首都圏のインフルエンザ患者報告数が増えたことが、東京都などがまとめた患者報告数で分かった。東京、神奈川、千葉の3都県では、いったん流行開始の目安を下回ったが、再び患者が増加し、この目安を超えている。【新井哉】

 8日から14日までの1週間の1医療機関当たりの患者報告数は、埼玉県が前週比約35%増の1.44人、東京都が約26%増の1.35人、千葉県が約32%増の1.12人、神奈川県が約26%増の1.01人となっており、いずれも流行開始の目安(1.0人)を上回っている。

 東京都内の保健所管内別では、中野区が4.7人で最も多かった。同区は感染症発生動向調査の週報で「再度のA型およびB型の散発発生が起こっている模様」と説明している。

 神奈川県内で最多の川崎市も週報で「今シーズン2度目の流行期」と指摘。4月上旬からB型インフルエンザの報告数が地域的に増加し、麻生区ではB型インフルエンザによる小学校の学級閉鎖も報告されているという。