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熊本県感染症情報】熊本市の男性 はしかに感染
8~14日の熊本県感染症情報によると、熊本市ではしか(麻疹)の患者が1人、報告された。県内の発生は2月に続き今年2人目。ほかの感染は確認されていない。
熊本市感染症対策課によると、患者は西区の40代の自営業男性。3月末にベトナムを観光で訪れ、帰国後40度以上の発熱があった。
近くの医療機関を受診し、4月10日に感染を確認。男性は入院せず快方に向かっている。帰国後は公共交通機関を使っておらず、接触者も限られているが、市は念のため、調査を続けている。
はしかは空気感染し、感染力が非常に強い。潜伏期間は約10日間で、高熱や発疹、せきや鼻水などを伴う。米ニューヨークで大流行しており、アジアやアフリカなどで確認されている。県健康危機管理課は「10連休で海外旅行する人は、早めに予防接種を受けてほしい」としている。
県内50定点医療機関から報告された感染性胃腸炎の患者数は、前週比36人減の409人で、保健所管轄別では山鹿で警報レベル。伝染性紅斑(リンゴ病)と水痘が荒尾・玉名で警報レベルにある。百日ぜきが3人、報告された。侵襲性肺炎球菌感染症と梅毒が各1人、報告された。(林田賢一郎)
(2019年4月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)