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水痘ワクチンなど8件の疾病・障害認定-厚労省が公表、言語発達遅滞も(医療介護CBニュース)

厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。水痘や日本脳炎などのワクチンを接種した14件について審議した分科会は、8件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした。【新井哉】

 分科会は、水痘の2件、MR(麻疹・風疹混合ワクチン)、MR と水痘、BCG、日本脳炎、PPSV(肺炎球菌)、HPV(子宮頸がん予防ワクチン)のそれぞれ1件を認定。疾病・障害名として、水痘とMRは血小板減少性紫斑病、BCGは皮膚結核様病変、日本脳炎は言語発達遅滞と高次機能障害、PPSVはアナフィラクトイド紫斑病、HPVは四肢のしびれなどを挙げている。

 今回認定された8件については、医療費などが支給される予定。内訳は医療費・医療手当が7件、障害児養育年金が1件だった。