介護・医療関連ニュース
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現場で役立つ介護ロボや機器の展示会を開催-高経協(医療介護CBニュース)
介護現場での導入効果が認められたロボットや機器などを集めた「ロボット介護機器展示会」(主催=高齢者住宅経営者連絡協議会、高経協)が3日、秋葉原UDX(東京都千代田区)で開催された。この展示会は、施設でのロボットなどの普及をさらに推し進めるのが目的で、メーカー11社が移乗や見守りなどに関連する計16製品を展示した。【松村秀士】
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの経営者で組織する高経協は、導入の良しあしの判断が付けにくいといった会員からの意見を踏まえ、すでに現場で導入した施設などから効果があると認められたロボットや機器などを集めた展示会を初めて開催した。会場には、施設の運営事業者や介護従事者ら約280人が来場した。
訪れた人の注目を集めたのが、介護する人の腰への負担軽減が期待される移乗に関する製品。複数の来場者が、座位からの立ち上がりや立ったままの状態が不安定な人の移乗動作を補助する小型リフトなどを実際に使用し、移乗がどれくらい楽にできるかなどを確かめていた。
このほか、認知症の予防などの効果が期待できるという赤ん坊の格好をしたコミュニケーションロボットや、人の動きを赤外線センサーで検知して介護従事者に知らせる見守りシステムなどについて、メーカーや販売会社からの説明に熱心に耳を傾ける人もいた。

