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東北大学とプロトセラ、パーキンソン病進行抑制療法の候補分子絞り込みに成功(東北大学)

東北大学とウシオ電機株式会社の連結子会社である株式会社プロトセラは、共同でパーキンソン病(レビー小体病)進行抑制療法の開発を目指して研究を進めているそうです。

レビー小体病(パーキンソン病、レビー小体型認知症、認知症を伴うパーキンソン病)は、た 病的な線維化を生じたα-シヌクレインというタンパク質を主成分とするレビー小体が、大脳皮質や脳幹などの中枢神経、全身の交感神経の神経細胞に現れ、これが神経細胞の変性・脱落につながり、さまざまな障害をきたします。

このα-シヌクレインが神経細胞間を伝播することで病変が拡大する可能性が指摘されており、神経細胞への線維化 α-シヌクレインの取り込みには、細胞表面にある膜タンパク質(α-シヌクレイン受容体)が関与する事が示唆されています。

今回の研究では、線維化α-シヌクレイン受容体の網羅的探索を実施した、複数の候補分子を同定に成功したことにより、レビー小体病の進行抑制療法の開発を目指して研究を進めるそうです。

東北大学プレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2019/05/press-Hasegawa190424HI.html