お知らせ・おすすめ情報

<家族の賠償責任を否定―認知症男性JR事故死訴訟>

2007年愛知県大府市で認知症の男性(当時91歳)が徘徊中に、列車にはねられ死亡した事故を巡り、JR東海が家族に約720万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は1日、男性の家族に賠償を命じた2審判決を破棄し、JR東海側の請求を棄却しました。
これにより、家族側の逆転勝訴が確定しました。
家族の賠償責任を認めないのは、裁判官5人全員一致の意見だということです。

認知症の人の監督責任は誰がどこまで負うのか、高齢化社会の在り方に影響を与えるとみられた裁判で、
社会の関心が高い裁判の判決が確定しました。