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国際疾病分類・第11回改訂版(ICD-11)

世界保健機関(WHO)は2018年6月、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)を公表しました。
現行のICD-10への改訂(1990年)以来、約30年ぶりの改訂です。

まだ、和訳されてはいませんが、ICD-10からの主な変更点は、

第4章「免疫系の疾患」、第7章「睡眠・覚醒障害」、第17章「性保健健康関連の病態」、第26章「伝統医学の病態」
が新たに追加されました。

性同一性障害が「精神疾患」からはずれ、「性保健健康関連の病態」という項目になりました。
今回の改定で、性同一性障害(Gender Identity Disorder)→性別不合(Gender Incongruence)
という仮訳が示されています。これにより、障害でも病気でもないと位置づけられました。

【国際疾病分類(ICD)とは、
世界保健機関(World Health Organization, WHO)が作成する国際的に統一した基準で
定められた死因及び疾病の分類です。
正式名称は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical
Classification of Diseases and Related Health Problems)です。

厚生労働省・国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000211217.html