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岐阜で風疹患者、報告なしは4県に減少 - 国立感染症研究所が「緊急情報」を公表

国立感染症研究所は14日、「風疹流行に関する緊急情報」(9日現在)を公表した。4月29日から5月5日までの1週間に33人が風疹と診断された。遅れて報告されたものを含めた2019年の患者報告数は1434人となった。岐阜県では19年に入ってから初めて風疹患者が出たため、患者報告のない都道府県は4県に減少した。【新井哉】

 都道府県別では、東京が474人で最も多く、以下は神奈川(168人)、千葉(134人)、大阪(114人)、埼玉(103人)、福岡(78人)、兵庫(38人)、愛知(35人)、広島(26人)、北海道(25人)、佐賀(20人)、京都(18人)、三重(17人)、山口(16人)、島根(15人)などの順だった。患者報告がないのは、青森、徳島、高知、宮崎となっている。

 同研究所は、「特に配慮が必要な職種」として、医療関係者や消防士・消防職員、教職員、保育士を挙げ、患者報告数を緊急情報に記載。医療関係者では、「看護師」が5人、「薬局勤務」「医療事務」がそれぞれ3人、「医師」「歯科医師」「検査技師」「看護助手」「リハビリ職員」「医療従事者」「歯科医院事務」がそれぞれ1人報告されているという。

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