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インフルエンザ患者報告数、首都圏4都県で急増 - 東京都内のウイルス検出「B型はA型の2.5倍」

首都圏の4都県でインフルエンザ患者報告数が急増していることが、15日から21日までの1週間の患者報告で分かった。東京都内では前週と比較して小中学生での増加が目立っているという。ウイルスの検出状況について、都は「B型はA型の約2.5倍」と指摘している。【新井哉】

 この週の1医療機関当たりの患者報告数は、東京都が前週比約2.4倍の3.27人、埼玉県が約2.1倍の2.97人、千葉県が約2倍の2.38人、神奈川県が約2倍の1.98人となっており、いずれも流行開始の目安(1.0人)を上回っている。

 埼玉県は「秩父、本庄保健所を除く15保健所管内で前週を上回り、10-14歳で前週より大きく増加した」と指摘。インフルエンザウイルスの検出状況に関しては、4月に入ってからB型ビクトリア系統が全体の半数近くを占めているという。

 神奈川県は、ゴールデンウイーク中も外出後の手洗い・うがいや、咳エチケット(咳・くしゃみの症状のある場合はマスク着用)を心掛けることを推奨。インフルエンザを疑う症状がある場合、「早めに最寄りの医療機関を受診」するよう呼び掛けている。

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