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エーザイと認知症施策で連携協定 茨城・つくば市
茨城県つくば市と製薬大手「エーザイ」(東京都文京区)は6日、認知症の人が安心して生活できる地域づくりの促進を目的に、認知症の施策を推進するための地域連携協定を締結した。
両者が連携するのは、行政、医療、介護の連携強化に向けた体制づくり▽小中学生を含め地域づくりを担う人材育成▽認知症に対する理解促進-などの4項目。
同社は昭和57年、同市に研究開発拠点の研究所を開設し、認知症をはじめさまざまな分野で同市に協力してきた。今回の地域連携協定の締結で認知症分野での一層の連携強化に乗り出す。具体的には小中学校での認知症に関する教材の配布、地域での映画上映会などが考えられるという。
五十嵐立青(たつお)市長は「認知症対策はどこから手を付けたらいいのか分からないし、出口が見えない。協定を機に新たな施策を考えたい」と期待を示した。同社hhc(ヒューマンヘルスケア)ソリューション本部の加藤慶悟本部長は「認知症になっても安心して暮らせるまちづくりのため、行政とともに貢献したい」と述べた。