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横浜市西区、「お店版 認知症ガイド」を作成
横浜市西区は、コンビニエンスストアや商店街などで働く人向けに、認知症と疑われる人が店舗を訪れた際の接客方法などをまとめた「お店版 認知症ガイド」を作成した。市内初という。
区によると、認知症と疑われる人が「店舗内を長時間、歩き回っている」「1日に何度も同じ商品を購入していくが、対応の仕方が分からない」などの相談が多く寄せられていた。
区は2月に区内のコンビニ約30店舗を対象に、認知症に関するアンケートを実施。その中の主な4つの事例を取り上げ、医療や介護関係者などの協力を得て、対応策を考案した。
冊子には、認知症の症状を解説し、相手の行動を否定せずに、ゆっくりとペースを合わせて対応することが必要などと示している。区の担当者は「認知症の人への理解を深めてもらい、高齢者が安心して買い物ができる環境整備につながれば」と話す。
同区役所で無料配布している。問い合わせは、区役所高齢・障害支援課(045・320・8410)。