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要介護(要支援)認定者640万人超 介護はシニアだけの問題ではない。対応する保険会社の保障内容とは。

11/18(日) 8:00配信

マネーの達人

要介護(要支援)認定者640万人超 介護はシニアだけの問題ではない。対応する保険会社の保障内容とは。

介護はシニアだけの問題ではない

近年の「要介護(要支援)認定者」

なんと640万人を超えており、子供が親や近親者を介護するケースが増加しています。

要介護(要支援)認定者640万人超 介護はシニアだけの問題ではない。対応する保険会社の保障内容とは。

要介護(要支援)認定者640万人

要介護(要支援)認定者640万人

「介護」という言葉を聞くと、「老年になってからの事象」と捉えがちですが、いえいえ、実際には50代の母親が転んで大腿骨を骨折し、そのまま寝たきり(要介護支援)になるケース、先日の記事でお伝えした「がんの罹患者」も2人に1人の時代ですから、治療のための要介護状態に陥ることも往々にしてあるんですね。

つまり、若くても「介護」という事実に直面することが実は多いのです。

要介護状態ってどんな状態のこと?

段階ごとに説明をしていきますね。

■要介護1

食事や排泄はほとんど自分でできますが、立ち上がりなどの際に時々介助が必要な場合。

心身の状態が安定していないか認知症等により部分的な介護を要する状態をいいます。

■要介護2

食事や排泄に介助が必要なことがあり、立ち上がりや歩行など、身の回りの世話全般に介助が必要な場合がこれに該当します。

■要介護3

排泄や身の回りの世話、立ち上がりなどが自立してできない状態。 歩行でも要所要所で介助が必要なときがある状態。

■要介護4

排泄や身の回りの世話、立ち上がりなどがほとんどできない状態。歩行の際にも介助が必要で、

問題行動や生活全般的に理解の低下が見られることがある状態。

■要介護5

食事や排泄、身の回りの世話、立ち上がりや歩行など、全体的に全て介助が必要な状態。

問題行動や生活全般的な理解の低下が見られることがある状態。

家族が介護状態になったとき…

自分の親や近親者が「介護」になった際、あなたのくらしはどうなるのでしょうか。

介護が必要でなかった時期は、生活全体を大まかに分けると、「仕事」と「その他(食事・睡眠・自分の時間)」だったと思います。

しかしながら、家族や近親者に介護が必要となったときは、生活のパーツが

「仕事」
「介護」
「その他」

という時間配分になり、人間平等であるはずの24時間の中でのやりくりでは、睡眠を削るのか、仕事を削るのか…といった選択に迫られます。

ただ、睡眠時間を介護に当てるだけでは、到底追い付かず、「仕事をやめること」を余儀なくされるケースが多数あるんですね。

その数、なんと、毎年10万人といわれているのです。

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