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認知症の行方不明者、3年連続で1万人超 -警察庁(医療介護CBニュース)
警察庁は16日、昨年に届け出があった行方不明者のうち、認知症の人は1.2万人余りいたと発表した。認知症の行方不明者が1万人を超えるのは3年連続で、一昨年と比べても10%余り増加した。【ただ正芳】
警察庁によると、昨年中に行方不明として届け出があった人は8万2035人。このうち、認知症の人は1万2208人で、一昨年と比べて1425人増加した。男女別では男性が7012人、女性が5196人だった。
■死亡が確認された人は479人
昨年中に所在が確認された認知症の行方不明者は、一昨年以前に届け出があった人も含めると1万2121人いた。確認された経緯では、警察による発見が7231人、自分で帰宅するなどした人が4107人、その他が304人だった。死亡していた人は479人だった。行方不明になり、死亡した認知症の人は一昨年にくらべて50人増えた。
都道府県別で最も多かったのは大阪の1791人で、以下は兵庫(1309人)、愛知(1150人)、神奈川(562人)、埼玉(539人)、福岡(463人)、京都(443人)などとなった。