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【熊本県感染症情報】手足口病の流行、警報レベル続く
15~21日の熊本県感染症情報によると、県内50定点医療機関から報告された手足口病の患者は318人で、前週から130人減少したものの8週連続で警報レベルが続いており、県健康危機管理課は感染予防の徹底を呼び掛けている。
県全体の1定点あたり患者数は6・36人。保健所管轄別では水俣(1定点当たり14・00人)、菊池(同11・40人)、天草(同9・75人)の順に多かった。
同課によると、手足口病は1~5歳に多く、手のひらや口の中などに発疹ができ、発熱を伴うことがある。せきやくしゃみ、水ぶくれや便に含まれるウイルスから感染するため、タオルの共用を避け、丁寧な手洗いと排せつ物の適切な処理が有効な予防法という。
ほかに多い感染症は、感染性胃腸炎が50人減の236人、ヘルパンギーナが36人減の141人。感染者全員の報告義務がある疾患では百日ぜきが9人、梅毒が2人、レジオネラ症とクロイツフェルト・ヤコブ病、風疹が各1人報告された。腸管出血性大腸菌感染症は3人報告され、内訳はO26が2人、O157が1人だった。(深川杏樹)(2019年7月26日付 熊本日日新聞朝刊掲載)