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はしか患者258人に 新たに33人、最多ペース

 

国立感染症研究所は5日、2月24日までの1週間に新たに33人のはしか患者が報告されたと発表した。今年の累計患者数は258人となり、過去10年で最多ペースの増加が続いている。

 都道府県別では、これまで患者が多かった大阪府や東京都、愛知県で引き続き増えた。

 はしかは高熱や発疹が特徴で、空気感染するなど感染力が極めて強い。年明けから三重県や大阪府で局所的に急増。さらに愛知県や東京都など感染が全国規模に広がっている。唯一の予防法はワクチン接種だが、報告された患者の多くは接種歴がないか不明だという。

 ウクライナやフィリピンなど世界的にも流行しており、流行国から帰国後に発症したケースも多い。研究所は海外渡航前にはワクチンの接種歴を確認し、必要に応じて接種するよう求めている。