介護・医療関連ニュース
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BCGやHPVなど11件の疾病障害認定-厚労省が公表、急性脳症も(医療介護CBニュース)
厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。結核に対する予防効果があるBCG や子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)などを接種した15件について審議した分科会は、11件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした。【新井哉】
分科会は、BCGの5件、HPV、PPSV(肺炎球菌)のそれぞれ2件、日本脳炎、DPT(百日咳、ジフテリア、破傷風)のそれぞれ1件を認定。疾病・障害名として、BCGは皮膚結核様病変や左手指伸筋腱癒着など、HPVは多発性疼痛や両上肢脱力など、PPSVは左上腕蜂巣炎、日本脳炎は急性脳症や播種性血管内凝固、肝障害、DPTは急性脳症後のてんかんや精神発達遅滞を挙げている。
今回認定された11件については、医療費などが支給される予定。内訳は医療費・医療手当が10件、障害児養育年金が1件だった。