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診療所向けの糖尿病標準診療マニュアルを改訂 - 糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会(医療介護CBニュース)
日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会は、「糖尿病標準診療マニュアル」の改訂版(第14版)を公表した。一般診療所での活用を想定したもので、使用する糖尿病治療薬の優先順位を変更している。【松村秀士】
第14版は、同学会糖尿病標準診療マニュアル作成委員会によって2年ぶりに改訂された。
第13版までは、糖尿病治療に使用する薬剤として、ステップ1がメトホルミンで、ステップ2はDPP-4阻害薬、スルホニル尿素(SU)薬、α-グルコシダーゼ阻害薬としていた。
しかし、第14版では、糖尿病治療薬の使用順位を3つに分けた。ステップ1はメトホルミンのままだが、ステップ2はDPP-4阻害薬のみとした。また、ステップ3としてSU薬、SGLT2阻害薬、α-グルコシダーゼ阻害薬を挙げている。
同学会では、この診療マニュアルについて、日本糖尿病学会の「糖尿病治療ガイド」や日本糖尿病対策推進会議の「糖尿病治療のエッセンス」と併用するよう促している。