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認知症の人や家族、熱海市が支援ガイド作製 希望者に無料配布
■症状、相談先など掲載
熱海市はこのほど、認知症の人や家族らを支援する冊子「認知症ガイドブック(認知症ケアパス)」を作製した。市役所や市内3カ所の地域包括支援センターに配備し、希望者に無料配布している。
認知症ケアパスは、認知症の人や家族が安心して、できる限り住み慣れた自宅で暮らし続けられるよう、症状や相談先、支える手段などをまとめたガイドブック。国の指導を受けて市町村で現在、作製、配布を進めている。
同市のケアパスはA4判全カラーの14ページ。認知症の種類と症状、加齢によるもの忘れとの違い、自己チェックのテスト、疾患の進行段階別の家族、市、医療機関などの対応と支援体制を紹介。さらに認知症サポート医がいる医療機関、相談窓口、行政の支援事業なども掲載した。
市長寿介護課の担当者は「認知症の人と家族がいざというときに慌てることなく、自宅で生活していけるようガイドブックを活用してほしい」と話した。
【写説】熱海市が作製した認知症ガイドブック