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【サプリで認知症予防&健康長寿】イヌイットの食生活で注目、“魚力”の代名詞オメガ3 北極圏でよく食べるアザラシに多く含まれ心疾患防ぐ(ZAKZAK)
今年のキーワードは「認知症対策」です。オメガ3にも期待がかかります。認知症予防になりそうだからです。エゴマ(シソ)や北海道産の亜麻の種子から作られる亜麻仁油に含まれているα-リノレン酸もオメガ3ですが、魚油に含まれているDHAやEPAが有名ですね。健康のために意識してとるべき必須脂肪酸として位置づけられています。
オメガ3が注目を浴びたきっかけは、北極圏で暮らすイヌイット(エスキモー)の食生活でした。イヌイットの肉の摂取量は世界一ともいわれ、脂肪の多いアザラシをたくさん食べています。野菜や魚もあまり食べないので動脈硬化になりそうなものですが、イヌイットには心筋梗塞や脳梗塞が少ないのです。肉をよく食べる欧米人たちにとっては不思議でした。肉食なのに心疾患や脳血管疾患にならないのか? 血管がピチピチしていることが謎でした。
1970年代、世界中の学者が研究を重ねました。答えはオメガ3を多くとっていたからでした。イヌイットが暮らす北極圏では寒すぎるため野菜を栽培することができず、食生活は狩猟により獲得した肉食が中心にならざるを得ません。
実は、アザラシの肉にはEPAやDHAが豊富に含まれていたのです。アザラシの主食が魚であるから当然ですね。





