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【血圧を下げる新常識】脳心血管病発症のリスク下げる新基準 高血圧予防「5本の柱」(zakzak)

 国内では、診察室測定で140・90(単位=mmHg)未満、家庭血圧測定で135・85未満が正常範囲といわれる。ところが、2015年に米国で発表された米国の「SPRINT」研究(50歳以上の高血圧患者を対象)では、さらなるリスク低減の値が示された。この研究では、個室に長時間、患者1人で安静にして測る自動診察室血圧測定値を採用。薬の服用により140未満の群と120未満に下げる群の比較で、後者の方が心血管病の発症率や全死亡率が低かった。この報告を受けて日本でも「日本版SPRINTパイロット試験」が進行中だ。