用語集

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病はアメリカで2002年に提唱された概念である。腎臓病の病名はたくさんあり、わかりにくい病気の1つであった。そこで、たんぱく尿・血尿などの所見と腎臓機能の状態より、慢性腎臓病という概念を定義し、理解しやすくなった。慢性腎臓病は以下のように定義され、診断される。

①尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らかなとき(特に尿たんぱくの存在が重要)。
②GFR(糸球体ろ過量)60mℓ/分/1.73m²未満。
①、②のいずれか、または両方が3か月以上持続。