世界保健機構（WHO）は、2001年に「国際生活機能分類」を改訂しました。主な改訂点は、これまでの「国際障害分類」はマイナス面を重視する考え方でしたが、「生活機能」というプラス面を見る視点に転換したこと、環境因子などの視点を加えたことです。すなわち、それまでの分類であった「国際障害分類」における「機能・形態障害」を「心身機能・身体構造」とし、「能力障害」を「活動」に、「社会的不利」を「参加」に変更しています。また、「背景因子」として、「環境因子」と「個人因子」とを導入しました。