用語集

ロコモティブシンドローム

「ロコモ」とも呼ばれ、運動器症候群のことで、運動器の障害により、要介護のリスクが高くなる状態です。運動器とは、骨・関節・靱帯、脊椎・脊髄、筋肉・腱など、体を支え、動かす役割をする器官で、ロコモとは、骨や関節などの障害が原因で、立つ、歩く、座るといった機能が低下することです。
ロコモの原因は、関節の痛みや腫れを生じて関節の変形をきたす変形性関節症、骨粗鬆症に伴って椎体が押しつぶされて起こる脊椎圧迫骨折による円背(背中が丸くなる)、免疫異常が原因で関節の変形をきたす関節リウマチ、加齢からくる身体機能の衰え、身体活動量の減少による筋力・持久力の低下などです。
立つ、歩くなどの機能が低下すると、転倒や骨折を起こしやすく、寝たきり(要支援・要介護)へ移行する可能性が高くなります。ロコモのチェックは、片足立ちで靴下がはけない、階段を上がるのに手すりが必要である、15分くらい続けて歩けないなどがあります。