用語集

ジカウイルス感染症

ジカウイルスを持った蚊に吸血されることにより感染します。
症状としては、軽度の発熱、発疹、頭痛、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感などですが、症状が軽かったり、無症状(不顕性感染)の場合も8割程度あり、感染したことに本人が気づかないことも多いです。
現在中南米周辺で流行していますが、妊娠中の感染で小頭症の出産が増えるといわれており調査が進められています。妊婦の流行地への旅行などは注意が必要です。
最近海外からの帰国者がジカウイルス感染症と診断され話題になりました。国内でも流行する可能性はあるのでしょうか?
ネッタイシマカやヒトスジシマカが、ウイルスを媒介しますが、日本にもヒトスジシマカは生息しており、流行地でウイルスに感染した患者が国内で蚊に吸血され、更にその蚊が他者を吸血した場合には、国内で感染が広がる可能性もあります。ただし成虫は越冬することが出来ないため、感染の広がりは限定的になるのではないかと予想されています。