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ウイルス“大感染時代” ~忍び寄るパンデミック~(NHKスペシャル)

シリーズMEGA CRISIS 巨大危機
~脅威と闘う者たち~ 
第3集 ウイルス“大感染時代” ~忍び寄るパンデミック~

2017年1月14日(土) 午後9時00分~9時49分

“巨大災害の時代”をどう乗り越えていくのか。脅威の正体を科学的に解き明かし、その対策の最前線に迫るシリーズ「MEGA CRISIS 巨大危機」。第3集は日本に忍び寄る「ウイルス感染症」との闘いだ。

この冬、新潟県などでH5型鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された。最も恐れられているのは、鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が変異するなどして、ヒトからヒトへの強い感染力をもつ新型インフルエンザウイルスが出現すること。国の想定では、新型インフルエンザの感染爆発が起きた場合、国内で最悪64万人が死亡、社会機能は麻痺してしまうのだ。

今、日本やアジアでは、家畜や野生動物の体内のインフルエンザウイルスの遺伝子を調べるなどの監視を強めている。事前に未知のウイルスを見つけ出し対策を探る闘いも世界で始まっている。北海道大学などの研究チームは、アフリカで約20種類の“新種のウイルス”を発見、分析を進めている。グローバル化が進み、瞬時に世界に広まる事態が恐れられているのだ。また、世界に拡大したジカ熱との闘いも続いている。最新の研究から、妊婦だけでなく、大人の脳に影響を及ぼす恐れが明らかになった。

さらに、ウイルスを媒介する蚊の生息域の北限が、約60年前は栃木県北部だったのが、温暖化の影響で青森県にまで北上していることも分かってきた。次々と出現する新たなウイルスの脅威、リスクを洗い出し感染拡大を防ごうと格闘する最前線を追う。

NHKスペシャル番組ホームページより