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アルツハイマー型認知症が疑われる認知機能障害の診断を補助 「アミヴィッド®静注」製造販売承認取得(富士フイルムRIファーマ)

脳内アミロイドβプラークの可視化を目的とした日本で初めてのPET検査用放射性医薬品

富士フイルムRIファーマ株式会社は、2016年12月19日、脳内のアミロイドβ(ベータ)プラークの可視化を目的とした日本で初めてのPET検査用放射性医薬品「アミヴィッド®静注」(一般名:フロルベタピル(18F)注射液)の製造販売承認を取得しましたので、お知らせいたします。「アミヴィッド®静注」は、当社にとって初めてのPET検査用放射性医薬品です。

現在の高齢化社会において、アルツハイマー型認知症患者の増加が大きな社会問題となっています。
アルツハイマー型認知症は、アミロイドβというたんぱく質が凝集したアミロイドβプラークが脳全体に蓄積することで、脳の神経細胞を減少させ、さらに脳の働きの低下や脳の萎縮を引き起こし、それらの結果として認知機能の低下を招くと考えられています。
また、アミロイドβプラークの蓄積はアルツハイマー型認知症が発症する15~20年前から始まっていることが解明されつつあります。

「アミヴィッド®静注」は、海外では「Amyvid™」 (一般名:フロルベタピル (18F)注射液)として、製薬会社イーライリリー・アンド・カンパニーが脳内のアミロイドβプラークの可視化を効能として世界で初めて承認を取得したPET検査用放射性医薬品です。
既に、米国やEU諸国、スイスで承認され、アルツハイマー型認知症が疑われる認知機能障害を有する患者に対して、診断的評価を補助する目的で使用されています。


【今回製造販売承認されたPET検査用放射性医薬品】
販売名:アミヴィッド®静注
一般名:フロルベタピル(18F)注射液
承認年月日:2016年12月19日
効能又は効果:アルツハイマー型認知症が疑われる認知機能障害を有する患者の脳内アミロイドベータプラークの可視化

(富士フイルムRIファーマ株式会社プレスリリースより)
http://fri.fujifilm.co.jp/information/detail/161219.html?link=atp