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障がい者の新しいモノづくりSUKAGAWA spoon・福島県須賀川共労育成園

福島県須賀川市の須賀川共労育成園の障がい者の皆さんと、東京在住のスプーン作家・宮園なつみさんが、共同で素敵な木のスプーンを誕生させました。このプロジェクトは、風評被害等で仕事が減る障がい者の新しいモノづくり、仕事作りとして進められてきました。

笑顔のなる木は音楽や間伐材を使った楽器作りのイベントを通して、震災後、福島の子ども達を長期的にサポートしようと活動を続けてきました。

それと共に、スタッフが長年障がい者と関わる仕事をしてきた経緯から、震災で仕事が減る福祉事業所への支援に挑戦しました。

須賀川共労育成園は、震災で減った障がい者の仕事を、新たな製品作りで生み出そうとオリジナルスプーンを試作中でした。

しかし世の中の人たちに手に取ってもらえるデザイン作りなどが上手くいかず、暗礁に乗り上げようとしていました。

 

そこで笑顔のなる木では、スプーン作家の宮園なつみさんに、デザインやスプーン作りの共同制作を依頼しました。

作業する障がい者の方々の姿を見学した宮園さんは『ひとつひとつの木に向き合う真摯な姿勢に、モノ作りの原点を見せられた想い。是非協力したい』と、宮園さん自身初となる共同制作を引き受け、福島通いが始まりました。

 

宮園さんのスプーン・miyazono spoonは、そのデザイン性とともに『誰もが食事を美味しく楽しめる道具=スプーン』として、その機能性も追求しています。その為細部の加工や研磨などは、障がい者の方々にとって新たな挑戦でした。宮園さんは施設職員と協力して、作業の分担や温かい指導を行い、スプーンは見事に完成しました。福祉的事業で生まれる製品とは一味違う、美しいスプーンが生まれました。

 

一般社団法人 笑顔のなる木

3月11日の東北地方の震災では、多くの子供達が突然の衝撃的な出来事を体験したことにより、こころに傷(トラウマ)を負ってしまいました。
今なお『心の問題』(ストレス、鬱症状/鬱病、PTSD、不安、不満 等)や『コミュニティーの分散』に関する問題が多々あります。

一人でも多くの子供達が長期にわたって楽しく自然に心のケアが受けられるよう、福島の新たな一歩にご協力ください!

http://www.smilefultree.us/sukagawa-spoon.html